今年はコロナウイルスのパンデミックのために多くの国際イベントが中止や延期に追い込まれているが、国際映画祭も御多分に漏れない。
そこで世界の12の映画祭が5月29日よりYouTubeを通じて10日間におよぶ無料イベントを行う。東京映画祭、カンヌ映画祭の他にロンドン映画祭、エルサレム国際映画祭、サンダンス映画祭、トライベッカ映画祭など多数が参加している。映画製作会社「トライベッカ・エンタープライズ」とYouTubeが発表した。
オンライン映画祭ではショートフィルム、ドキュメンタリー映画が上映される他、音楽演奏、ディスカッションが行われる。BBCの報道によれば、オンライン映画祭の全プログラムは開始日に近い時点で明らかにされる。
イベントで集まった資金は世界保健機関(WHO)のための新型コロナウイルス感染症連帯対応基金および各国でパンデミック対策を行う組織に寄付される。
カンヌ映画祭のピエール・レスキュー映画会長と代表のティエール・フレモー氏は、こうしたオンラインイベントに参加できることを光栄に思うと語っている。
4月半ばにも、世界のトップアーティストらがWHOの新型コロナウイルス感染症連帯対応基金のために8時間のオンラインライブ「世界はひとつ:ともに家ですごそう(One World: Together At Home)」を行っている。
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