バッハ会長は東京五輪2020の延期について、この決定を支持した全ての人に謝辞を述べた。
「この新しい状況には全員の連帯、創造性、決意、柔軟性が必要。私たちは皆、犠牲と妥協をする必要がある。異常な状況では、異常な対策が必要。この状況では、私たち一人ひとりが自分の役割を果たすことが求められている。これはIOCを含むすべての人に当てはまる。」
「IOCは今後も、日本側と合意した2020年の条件に基づき大会延期にともなうコストについてIOC負担分に責任を持つ」「一方、現時点で正確な数字は言うことができない。大会延期によりIOC負担は数億ドルに上ることは分かっている。」
バッハ会長は、現時点でコロナウイルス後の世界の現実がどうなるか誰も知らない、と強調。今の時点ですでに分かっているのは「我々は皆、一部活動の範囲を注意深く見直し、新たな現実に即して必要な修正をしなければならない」ことだと強調した。
東京五輪は2020年7月24日から8月9日の開催を予定していた。しかしコロナウイルスの影響により2021年夏(7月23日から8月8日)に延期が決定した。
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