グテーレス事務総長は、各国は独自路線を行っており、この間、世界は団結することができなかったと述べた。これがウイルスが世界中に拡散した原因となったとの見方を示した。
事務総長は「これは悲劇だ。しかし同時に機会ともなり得る。世界を新たに再構築する機会に」と語った。
グテーレス事務総長はG20諸国に対し、何らかの国際的なコロナウイルス対策、また打開策やパンデミック後の復興戦略を作成するよう提案したという。
世界はリーダーシップのもとで協調することが不可欠であり、それは主要国が協力する場合のみ可能であると述べた。
また、途上国におけるコロナウイルス蔓延に懸念を示した。
これより前、WHO(世界保健機関)はコロナウイルス対策の国際的協力体制「ACT Accelerator」を始動させた。
中国外務省は、コロナウイルス蔓延を中国の責任とする調査に対して、反対を示した。そのうえで中国はパンデミックの原因ではなく、他国と同様に犠牲者であると強調している。
ロシア外務省が明かしたところによると、国連安保理常任理事国はテレビ会議を行う方向で調整を進めているという。
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