5月2日は9600人以上の新たな感染者が確認され、また死者の合計は1200人を超えた。感染者数でロシアは世界7位となった。
先日プーチン大統領は国民に向けて演説し、非労働期間を5月11日まで延長することを発表した。また政府に対してロックダウンの段階的解除計画および経済復興計画を作成するよう指示した。
ロシアのコロナウイルス状況
ロシアで新型コロナウイルス感染者が初めて確認されたのは1月31日で、中国籍2人だった。その後初期のコロナウイルス対策がとられた。湖北省とその中心地である武漢市からロシア国民を避難させ、ロシア到着後は14日間の隔離状態に置いた。その後、ロシア・中国間のビザなし渡航は停止となり、中国との航空・鉄道輸送も制限された。集団行事は中止され、文化・スポーツ施設は閉鎖、学校や大学では長期休暇が延長され、その後オンライン授業へと移行した。3月30日にはロシア全国で自主隔離体制となった。特別な用事がなければ自宅を出ることが禁止されている。例外は治安機関、医療、食品・医薬品供給、社会インフラの関係者。自主隔離の違反者は処罰の対象になる非常事態宣言はまだ発令されていない。
関連ニュース
国内のコロナ状況は今も不安定=ロシア保健省
© Sputnik / Savitskaya Kristina