新型コロナウイルス

ブルームバーグ 露外務省の抗議を受けて記事名を変更

米国の通信社「ブルームバーグ」はロシア外務省のマリヤ・ザハロワ報道官による批判を受けて、ロシアに関する記事の見出しを2度にわたって修正した。
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ブルームバーグは先に「どうしてコロナウイルスはロシア人の命をもっと奪わないのか、専門家らが関心を示す」と題した記事を発表した。記事の中ではロシアにおける新型コロナウイルスの低い死亡率がテーマとなっている。この記事を受けてザハロワ報道官は、ブルームバーグがこうした記事を平然と公開できる世界秩序はどうかしている、と抗議した。

欧米メディアが新型コロナ報道で露政府を批判 露側は猛反発

この抗議を受けてか、ブルームバーグは記事の見出しを「どうしてコロナウイルスはロシア人の命をもっと奪わないのか、専門家らが疑問を抱く」と変更した。その後、さらにブルームバーグは「ロシアにおけるCOVID-19の死亡データに専門家らが疑問を抱く」というタイトルに変更した。

ロシア政府のタチヤナ・ゴリコワ副首相はデータ改ざんについての疑惑をこれまで再三否定してきた。世界保健機関(WHO)のロシア担当も同様に、ロシア政府が新型コロナウイルスの死亡率を引き下げてはいないとしていた。

ロシアで新型コロナウイルスの新たな感染者数は過去24時間で9200人に達し、国内の感染者数は累計27万2043人となった。死者は119人増え、計25372人となった。国内でPCR検査の実施回数は660万件に達している

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