欧州、メンソールタバコを禁止

英国とEU諸国では20日からメンソールタバコの販売が禁止される。香料が添加されたタバコ用フィルターやタバコカプセルも店頭から消える。英国では細いタイプのタバコの販売も禁止される。当局はこの新しい措置が若者の喫煙率の低下に役立つことに期待している。
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メンソールがタバコ用フィルターに添加されるようになったのは1920年代。タバコメーカーはメンソールタバコについて、普通のたばこよりも安全だと主張し、広告には自然の写真を使用した。これによって大多数の若者がメンソールタバコの危険性は普通のタバコよりも低いと確信した。BBCロシア版が報じた

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だが実際のところ、さまざまな香料で味をつけたタバコは、がんや心臓病、血管疾患の発症を促進する。メンソールの風味は煙の匂いをごまかしているだけで、喫煙者はその煙をより深く吸い込む。

米国の調査会社が禁煙希望者を対象に調査を実施したところ、メンソールタバコを愛用している喫煙者の69%が禁煙に失敗したのに対し、普通のタバコを吸っている喫煙者における禁煙できなかった人の割合は54%だった。

フレーバータバコの販売禁止に関する法律は英国がEUから離脱する前の2016年に可決されたが、英国はその有効性を認めたため、同国でもこの法律はすべてのEU加盟国と同じように5月20日から施行される。

スペイン人はメンソールタバコの禁止に反対

カナダでは2017年10月1日にメンソールタバコが完全に禁止された。法律が可決された結果、メンソールタバコを毎日吸っていた喫煙者の63%が禁煙を試み、24%が成功した。

一方、スペイン人はメンソールタバコの禁止に激しく反対した。

スマホ依存はタバコ依存と同一
スペイン保健省によると、15〜64歳までのス​​ペイン人の34%が毎日喫煙しており、約35万人のスペイン人がメンソールタバコを定期的あるいは時おり購入している。

スペイン政府は5月20日からメンソールタバコの販売を重大な犯罪とみなし、違反者には最大1万ユーロの罰金が科される可能性がある。

フィリップ・モリス、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ、日本タバコ産業はこの法律に異議を申し立てていたが、敗訴した。

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