韓国、移動通信業者3社の5G品質調査へ 相次ぐ苦情を受けて

韓国の科学技術情報通信部(省に相当)は、国内5Gについて消費者から苦情が相次いでいることを受け、ソウルなど大都市で5G通信速度の品質評価に踏み切った。16日(火)同省広報担当官が記者団に発表した。
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広報担当官によると、調査の結果は後日公表され、国内移動通信業者に対して然るべき指示や勧告が出されるという。同省は、この調査を通じて問題解決につながれば、と期待を表明している。この12カ月で5Gサービスの品質について2000件を超える苦情が同省に寄せられたという。

先週、韓国の社会団体「連帯と民主主義運動」は、国内移動通信業者が5Gサービスの広告で誤った情報を提供し消費者を混乱させているとして、3社を相手取り訴訟を起こした。

この訴えを受けた通信業者は、5Gの通信速度とカバー域は地域によって異なると主張。また新型コロナの影響で5G機器が設置してある多くの建物が立入り不可となり、メンテナンスができていないことから、データ転送速度を一部制限せざるを得なかったと説明した。

第5世代移動通信システム、通称5Gは前世代のLTEよりも高い周波数帯を用い、高速大容量のデータ転送を可能にする。5Gの転送速度は理論値として25Gbpsに達する。 

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