米大統領が対露措置として在独米軍の配置換えを承認=米国防総省

ドナルド・トランプ米大統領は「ロシアの封じ込め強化」として、在独米軍のうち9500人の兵士を配置換えする計画を正式に承認した。米国防総省のジョナサン・ホフマン報道官が記者会見で明らかにした。
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ホフマン報道官によると、マーク・エスパー国防長官とマーク・ミリー米統合参謀本部議長は在独米軍に所属する兵のうち、9500人を配置換えするプランをトランプ大統領に通達したという。このプランをトランプ大統領が承認したことにより米軍は「ロシアの封じ込めを強化し、同盟国を保証するほか、欧州における米国の戦略的・作戦的柔軟性を向上させる」ことが可能となるとした。

近くエスパー長官とミリー統合参謀本部議長は関係省庁のブリーフィングでこのテーマについて協議を行う模様。

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先にトランプ大統領はドイツに駐留する3万4500人規模の米軍を2万5000人規模まで縮小する計画を明らかにした。

またトランプ大統領は「米国がロシアからドイツを守っているにもかかわらず、ドイツはロシアに対し数十億ドルものエネルギーを買うのだ」と憤りをあらわにしていた。

ロイター通信によれば、ドイツを離れる9500人の米兵はその多くがポーランドやその他の同盟国に派遣され、一部は本国へ帰還する模様。

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