ドイツ系シンクタンクのコンラート・アデナウアー財団が主催したディベートに出席したクランプ=カレンバウアー国防相はトランプ政権が在独米軍の一部撤退を固めた点についてコメントした。その中で、在独米軍はNATOや欧州連合(EU)の安全保障もさることながら、「米国自らの安全保障のためにも駐留している」と発言した。
先にトランプ大統領はドイツに駐留する3万4500人規模の米軍を2万5000人規模まで縮小する計画を明らかにした。
またトランプ大統領は「米国がロシアからドイツを守っているにもかかわらず、ドイツはロシアに対し数十億ドルものエネルギーを買うのだ」と憤りをあらわにしていた。
ロイター通信によれば、ドイツを離れる9500人の米兵はその多くがポーランドやその他の同盟国に派遣され、一部は本国へ帰還する模様。