WHO、新型豚インフルエンザについてコメント=新しいウイルスではない

世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏はブリーフィングで、中国の研究者チームらが発表した豚インフルエンザウイルスについて、これは新しいウイルスではなく、すでに知られている豚インフルエンザの変種だと発表した。
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ライアン氏は「人々を安心させることが重要だ。これは新しいウイルスではなく、監視下にあるウイルスだ。 我われはこのウイルスを監視している」と述べた。

新型豚インフルの脅威に説得力はない=中国当局
同氏によると、中国の研究者チームが発表したウイルスは、鳥インフルエンザに似たユーラシア豚インフルエンザ株で、2016年に発見された。

また中国の研究者チームが発表した論文には、この株の疫学的監視に関する情報も記されており、そこにはブタの個体群におけるこの株の進化も含まれている。

一方、WHOは中国と協力して状況をさらに調査することに期待している。


6月30日、中国の研究者チームが新型豚インフルエンザウイルスを発見したと報じられた。このウイルスはヒトにとって潜在的な危険性を持ち、新たなパンデミックを引き起こす可能性があるという。

研究者チームによると、このウイルスは鳥インフルエンザと2009年にパンデミックを引き起こし世界中で約2万人が死亡した豚由来インフルエンザ(H1N1)が遺伝学的に混合したもの。ヒトの気道で増殖する。

WHO、新型豚インフルエンザについてコメント=新しいウイルスではない

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