事件はグアナファト州アパセオ市で発生した。安全保障省はツイッターで、「卑怯で姑息な襲撃が起こり、5人の警官が死亡したほか、2人が負傷した」と記した。
事件の2日前には隣町のイラプアト市にある矯正施設でも襲撃が発生し、27人が犠牲になった。
また、7月3日にはメキシコ海軍服姿で所属不明の武装集団が国内北東部で軍の偵察部隊に襲撃を加える事件が起こっていた。この事件ではメキシコ軍側が反撃に出て、12人の戦闘員をせん滅した。
メキシコで多発する暴力事件の多くは米国にコカインを密輸する勢力によって引き起こされており、政府との対立が先鋭化している。また、マーケットの縄張り争いもこうした暴力の背景にあると見られている。
安全保障省によると、2019年には3万4608件の殺人事件が発生し、件数では過去最大を記録した。そのうち2万4422件の殺人事件で銃が使用された。
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