米国、17年ぶりとなる連邦刑務所での死刑執行見合わせ

米連邦刑務所で予定されていたダニエル・ルイス・リー死刑囚の死刑執行が、被害者遺族の求めを受け、見合わせとなった。連邦刑務所では17年ぶりに死刑執行が予定され、リー死刑囚は最初に死刑に処されることになっていた。インディアナ州のジェーン・マグヌススティンソン裁判官の命令書で述べられている。
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リー死刑囚は白人至上主義者グループのメンバーで、8歳の少女を含む3人家族を殺害し、1999年に死刑判決を言い渡された。

死刑執行の立ち合いを希望する被害者遺族は、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐりインディアナ州テレホートに置かれている連邦刑務所の管理当局が遺族が立ち会いうための安全な環境をつくらなかったとして、死刑執行の延期を求める訴訟を起こした。

裁判官は、当局が被害者遺族にとって安全な環境を提供するまで死刑執行を見合わせた。

昨年、ウィリアム・バー米司法長官は、連邦当局は被害者遺族のために刑を執行する義務を負っているとして、長年中断されてきた死刑執行を再開すると発表した。

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