コストルナヤは同じくロシアで先日、師事コーチをトゥトベリーゼ氏から五輪2冠のエフゲニー・プルシェンコへ変えたアレクサンドル・トルソワ選手、韓国のユ・ヨン選手(16)を上回った。
コストルナヤは受賞後に次のようなコメントを発表している。
「トップ3に入ったと知った段階でトレーニングにさらにやる気が増し、もっと強くなる気持ちが湧きました。シーズンをはじめた段階では何を勝ち得ることができるのか想像がつきませんでした。常に最良の演技を心がけてきました。フィギュアはジャンプだけではありません。演技を目で追う観客は満足感を感じなければなりません。私はこの受賞を誇りに、そして幸せに思います。」
その他の受賞者
最優秀コーチ賞にはロシアのエテリ・トゥトベリーゼ氏(46)が選ばれた。トゥトベリーゼ氏は羽生選手を指導するカナダのブライアン・オーサー氏(58)、ネイサン・チェン選手を育てた米国のラファエル・アルトゥニャン氏(63)を押しのけて受賞した。
最優秀選手賞には羽生結弦選手が選ばれた。このタイトルには現世界チャンピオンの米国のネイサン・チェン選手もノミネートされていた。
エフゲニア・メドベージェワのプログラム「SAYURI」は最優秀プログラム賞にノミネートされていたものの、受賞は仏のガブリエラ・パパダキス/ギヨーム・シゼロン組の「フエーム」にさらわれた。その代わり、メドベージェワのこのプログラムを担当したシェイリーン・ボーン氏が最優秀振付賞を受賞した。
史上初のISUアワードは米オスカー賞のフィギュアスケート版として今回試みられ、11日土曜にオンラインで受賞発表が行われた。