米国防総省 初の超音速兵器搭載可能のF-15EX戦闘機を発注

米国防総省は、ボーイングに対し超音速兵器を搭載可能なF-15EX戦闘機(F-15の改良版)を発注した。同社のプレスリリースで報告されている。
この記事をSputnikで読む

ボーイング社のプレスリリースでは「米空軍とボーイング社は8機のF-15EX戦闘機を初期ロットで生産する契約を締結した。契約額は約12億ドル。(中略)F-15EXは同クラスの他の戦闘機よりも多くの武器を搭載でき、全長最大約7メートル、最大重量約3.2トンの超音速兵器を発射することができる。」と述べられている。

米国務省 日本に「F35」105機売却承認 総額2兆5000億円
さらに、納期と数量は未確定なものの、230億ドル相当のF-15EXを納入する計画が発表された。

ボーイング社のプレスリリースでは「米空軍は将来F-15EX を144機導入する」と述べられている。

米空軍のウェブサイトによると、フロリダ州エグリン空軍基地で8機のF-15EXの試験が行われる。最初の2機の引き渡しは2021年第2四半期に、残りの6機は2023年に納入を予定している。F-15EXは現行のF-15C/Dの後続機となる。

ナショナル・インタレスト誌によると、F-15EXはF-35をはじめとする他の最新戦闘機と異なる。F-15EX は3マッハまで加速し、超音速兵器にも高い初速を与えることができる。一方、F-35の場合、速度はF-15EXの半分であり、超音速兵器のようなサイズの兵器を兵器倉に収納することができない。

関連記事

コメント