NASAがISSのためにロシアに独自ステーションを断念させた ソ連の宇宙飛行士が明かす

ソ連時代に5度の宇宙飛行を経験したウラジーミル・ジャベニコフ飛行士(78)はNASAはロシアに独自の宇宙ステーション「ミール2」の建設をあきらめさせ、国際宇宙ステーション(ISS)への参加を余儀なくさせたと明かした。ソ連英雄に2度選ばれているジャベニコフ飛行士は、宇宙学博物館が行ったアポロ―ソユーステスト計画の記念日を祝う行事でこう明かした。
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「NASAは我々の『ミール2』プログラムに断固として反対だった。我々は国際宇宙ステーションには全く関心がない。なぜなら(国際宇宙ステーションからは)自国の領土が見えないからだ。我々に見え、写真撮影ができるのはこの緯度ではロシア領の5%。『ミール2』は極圏の軌道だったから、スカンジナビア諸国にもカナダにも実際、素晴らしい国際プログラムができたはずだった。」

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「NASAと働くのはきつい。非常にきつい。美しい、よい合同プログラムを行う大きな将来性は私には感じられない。これは経験した私の視点だ。」

これまで何度も、国際宇宙ステーションの運用期限が終了した後はロシアは、ロシアの上空を通る、独自の高緯度の宇宙ステーションを建造することができると言われてきた。

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