研究者ら、色覚異常を一時改善する眼鏡を試験

米カリフォルニア大学眼科センターは仏の肝細胞・脳研究所「INSERM」と共同で、色覚異常の人のための特殊眼鏡の試験を行った。ニュースサイト「Phys.org」が研究内容を伝えている。
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スペクトラムリジェクトフィルターを用いた眼鏡は、色覚異常で最も多いとされる赤緑の視細胞の感度が低い人が装着すると、色覚を向上させることが分かった。このタイプの色覚異常は少なくとも男性の8%、女性の0.5%にみられる。

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このタイプの色覚異常をもつ有志被験者にフィルターレンズ眼鏡を配布し2週間の実験を行った。レンズは色成分間の距離を広げ、色覚異常者にとって色がより鮮明ではっきりと見えるという。

被験者は日記をつけ、2日目、4日目、11日目に視力検査を受けた。また別のグループにはダミー眼鏡を着用してもらった。

その結果、フィルター眼鏡をかけることで赤緑の感度が低い色覚異常者の色コントラスト反応が上がったことが確認された。この眼鏡の着用効果が一定時間継続することも分かった。

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