大使館員によると、新型コロナウイルス蔓延の影響で、パーマストンは自宅で働くことを余儀なくされた。ところが穏やかな郊外の生活がいたく気に入り、引退を決意したという。
大使館はパーマストンのこれまでの献身的な仕事ぶりを労い、「新地での楽しいネコ生活」を祈念した。
英国外務省は、ネズミ捕獲長は同職員の郊外の家に引っ越すと伝えている。
パーマストンはメディアの人気者で、ツイッターに自身のアカウントも持っており、10万5千を超えるフォロワーを誇る。その飽きさせない個性のおかげで何度となく新聞の頁を飾った。首相官邸のネズミ捕獲係のネコのロリーとはよく取っ組み合いをしていた。
公邸でネコを飼うことは英国の古くからの伝統だ。1929年以来、ネコは公式な地位を持ち、年100ポンドの報酬を得ている。
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