ギリシャ首相、国家安全保障会議開催へ トルコの軍事演習が原因か?

ギリシャで10日、首相官邸でギリシャ国家安全保障会議の会合が開かれる。同国のミツォタキス首相の広報室が発表した。
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広報室は「12時にキリアコス・ミツォタキス首相の指揮の下、首相官邸のマキシム宮殿で政府の国家安全保障会議が開催される」と発表した。

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会合の議題は発表されていない。一方、ギリシャのマスコミは9日夜、地中海に浮かぶギリシャ領のロドス島とカステロリゾ島近くの公海でトルコ軍が軍事演習を行う計画を発表したことを受け、ギリシャ軍は警報を発令、ほぼすべての部隊で休暇が取り消され、軍は臨戦態勢に入っていると報じた

今回のギリシャとトルコの関係悪化は、ギリシャとエジプトが地中海での排他的経済水域(EEZ)の設定に関する合意文書に署名し、それから間もなく、中断していた地中海での炭化水素探査の再開をトルコが決めたのが原因。またトルコは、東地中海で軍事演習を行う計画も明らかにした。トルコは、ギリシャとエジプトのEEZ設定に関する合意は違法だとみなしている。トルコは、エジプトとの合意で指定されている海域の権利をギリシャは持っていないと発表した。

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