今回の爆発事件では4万棟以上の建物が被災したほか、20万戸以上のマンションで窓ガラスが割れるなどの被害があった。被災した建物の一部は崩壊の可能性が指摘されている。
爆発のあったベイルート港付近は歴史的に重要な場所であることから、レバノン政府は貴重な建造物を含め、再建する必要性を指摘している。
4日、ベイルートの港で大規模な爆発が発生し、その際に生じた爆風が街を襲った。最新情報によると、158人が死亡した。爆発の影響からたくさんの建物が壊れ、窓ガラスが割れる事態となった。ベイルート港では硝酸アンモニウム2,750 トンが6年間にわたって安全対策を施されないまま貯蔵されており、今回の爆発を引き起こしたと見られている。
ベイルートでは8日、数千人が反政府デモに参加し、政府の退陣や改革を要求した。デモは大規模な衝突に発展し、デモ隊は4つの政府庁舎と銀行協会のビルを占拠した。内務省は、治安機関職員1人が死亡したと発表した。
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