考古学愛好家が3000年前の遺物を発見 英国

英スコットランドで約3000年前の剣や馬具、青銅器時代の遺物が、考古学愛好家マリウシュ・ステピエンさんによって発見された。英ガーディアン紙が報じている。
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ステピエンさんは「(発見した時)これは何か特別なものに違いないと最初から感じていました。私は今、スコットランドの歴史の大部分を発見したことを知りました。天にも昇る気持ちですよ」とコメントしている。

​同紙によると、ステピエンさんは6月末、友人と一緒に発掘調査を行っていたところ、深さ50センチところで金属探査機が何かの物体を感知した。探査機が発したシグナルは非常に強いものだったので、ステピエンさんはスコットランド国立博物館の「トレジャー・トローブ(埋蔵物調査組織)」に連絡した。

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連絡を受けたプロの考古学者らはすぐに調査を開始。ほぼ1ヶ月近くかけてステピエンさんが報告した場所を調べた。その間ステピエンさんと友人も調査の様子を見てみたかったため、発掘調査チームの近くで野宿したという。

ステピエンさんは、「3000年以上もの間、地面の下に隠されていたものを、その地面が明らかにしてくれたことをとても嬉しく思います」と語っている。

発掘調査の結果、装飾された鞘に収められたベルトとバックル付きの剣、古代の馬車の車輪のカバーや、馬具に取り付けられていた装飾的な小鈴の遺物が発見された。この馬具はスコットランド最古のもので、英国では3番目に古いものにあたる。

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