米国がベラルーシに大使の派遣を取り止めか 外交ルートでの通達は無し

ベラルーシ大統領選の状況を受けて米国政府が大使を首都ミンスクに派遣しないと報じられている点について、ベラルーシ外務省側は公的な通達を受けていないことが分かった。ベラルーシ外務省のアナトリー・グラス報道官がリアノーボスチ通信の取材に応じた中で明らかにした。
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米国政府がベラルーシに大使の派遣を行わないと報道されている点について、外交ルートで通達はあったのかとの質問に対しグラス報道官は「ない、そうした公的通達はない」と回答した。

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大統領選に立候補を表明していたワレリー・ツェプカロ氏(候補者登録が認められず、逮捕されることを危惧してベラルーシから出国)は先に、野党が米国政府に大使の派遣を行わないよう要請し、米国側はこれに同意したと発言していた。ツェプカロ氏は具体的に米国政府がどのレベルで回答を用意したのか、言及していなかった。

ツェプカロ氏は先に、「状況が整うまで、彼ら(米国政府:スプートニク編集部)は大使を派遣しない、なぜなら大使はルカシェンコに信任状を手渡すものだが、これは承認したことを意味する」と発言していた。

駐ベラルーシ米大使のポストは直近の12年間で空席となっている。2020年4月にトランプ大統領はベラルーシ大使にジュリー・フィッシャー国務次官補を推薦したが、米国内で大使の任命プロセスはまだ終了していない。

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8月9日、ベラルーシで大統領選挙が実施された。中央選挙委員会の発表では、アレクサンドル・ルカシェンコ大統領が得票率で80.1%を獲得し、次点のチハノフスカヤ氏は10.12%だった。反対派はこの結果を承認せず、また、チハノフスカヤ氏自身はリトアニアに出国した。

同国では2週間にわたり無許可の抗議行動が行われており、それらは治安当局によって弾圧を受けている。内務省によれば、抗議参加者は6~7000人が拘束され、数百人が負傷。その中には治安当局の120人が含まれる。また、抗議参加者3人が死亡した。

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