新型コロナウイルス

トランプ氏、新型コロナの危険性軽視か 「パニックを引き起こしたくなかった」

ドナルド・トランプ米大統領は9日、ホワイトハウスでの会見で新型コロナウイルスの危険性について「国民を怖がらせてパニックを引き起こしたくなかった」と語った。米メディアが伝えた。
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これより前、CNNは9月15日に出版されるボブ・ウッドワード氏の著書『怒り(Rage)』の内容を引用した。それによると、ウッドワード氏は2月7日にトランプ氏と電話インタビューを行った。その中で、トランプ氏は1月下旬に新型コロナウイルスの危険性をすでに認識していたが、その後、何回もコロナウイルスのリスクについて低いなどと発言していた。

「国外の終わりなき愚かな戦争から米国を遠ざけていきたい」=米トランプ大統領
9月の会見では、トランプ氏は「パニックじゃなくて、リーダーシップと安心を見せたかった」と強調した。

8月末、トランプ氏は新型コロナウイルス感染症について、米国でワクチンが登場しなくとも感染拡大は収束すると表明していた。

9日、ノルウェー「進歩党」のクリスティアン・ティブリング=ゲデ議員がトランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦したと伝えられていた。

米ジョンズ・ホプキンス大学の最新集計結果によれば、米国では現時点では、635万人以上が新型コロナウイルスに感染し、死者は19万人を超えている。

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