安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙は、石破元幹事長、菅官房長官、岸田政務調査会長の3人が、394票の「国会議員票」と、47の都道府県連に3票ずつ割り当てられた141票の「地方票」の、合わせて535票をめぐって選挙戦を繰り広げてきた。
14日は、日本時間で午後2時から両院議員総会が開かれ、国会議員と都道府県連の代表による投票が行われる。そして、午後3時半ごろに開票結果が発表され、新しい総裁が選出される見通し。
NHKによると、国会議員票では菅氏が、細田派、麻生派、二階派、石原派の大半に加え、竹下派の議員から多くの支持を得ている。また、谷垣グループや、無派閥の議員からも支持を集め、菅氏は国会議員票の7割以上を固めている。
これに対し、岸田氏は自身の派閥に加え、谷垣グループと無派閥の議員から支持を集め、石破氏は同じく自身の派閥のほか、無派閥議員、竹下派、谷垣グループの一部が支持している。
一方、地方票について菅氏は、北海道や東京、沖縄でそれぞれ3票を確保するなど、これまでに52票を獲得して支持を広げている。