米国、ISSに米国製トイレを送り届ける計画

米航空宇宙局(NASA)は、初となる米国製のトイレを10月に国際宇宙ステーション(ISS)へ送り届ける計画だと発表した。このトイレは現在ISSで宇宙飛行士が使用しているロシア製トイレよりも特性的に優れているという。
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現在ISSにはロシア製トイレが2台設置されている。当初はロシアの「ズヴェズダ」モジュールにのみ設置されていたが、NASAは長い間、独自のトイレを開発することができなかったため、2007年に米国の「トランクウィリティー」モジュール用にロシア製トイレを注文した。NASAはロシア製トイレを1900万ドル(約20億円)で購入した。2021年に打ち上げが予定されている新しいモジュール「ナウカ」にもロシア製のトイレが設置される予定。

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NASAによると、新たなトイレUWMS(Universal Waste Management System)は「宇宙飛行士の希望や使いやすさを考慮」してNASAが開発したもので、「トランクウィリティー」モジュールに設置される

またNASAのサイトによると、このトイレは「現在ISSで使用されているトイレよりも65%小さく、40%軽い設計になっている」という。

昨年11月、ISSで2台のトイレが故障し、宇宙飛行士たちはしばらくの間オムツの使用を強いられた

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