欧州連合、ベラルーシの40個人を制裁対象に

欧州理事会のシャルル・ミシェル議長は、欧州連合(EU)がベラルーシ情勢をめぐり約40人の個人に対し制裁を科すことを明らかにした。
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ミシェル議長は首脳会議を総括した記者会見で「制裁は2日発効し、約40人が対象となる」と発表した。

9月30日、英国はベラルーシの複数の高官およびアレクサンドル・ルカシェンコ大統領とその息子のヴィクトル氏に対して対個人制裁を発動した。

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これより前、EU(欧州連合)のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表はの欧州議会本会議で、ベラルーシ大統領選挙について、EUにとって状況は明確だとし、ベラルーシ大統領選挙で不正があったとの見方を表していた。

ベラルーシ大統領選は8月9日に実施された。ベラルーシ中央選挙管理委員会の最新集計結果によると、現職のアレクサンドル・ルカシェンコ氏が80.08パーセントの得票率で圧勝し、6期目となる再選を確実にした。民主派として支持を集めていたスベトラーナ・チハノフスカヤ氏は10.09パーセントの得票率にとどまった。野党連合本部は選挙結果を承認していない。選挙結果を受けてベラルーシの主要都市では大規模な抗議活動が行われた。ベラルーシ内務省によると、デモ参加者と治安部隊との衝突で約3千人が拘束され、数十人が負傷した。

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