ペネロペ・クルスさん、インスタグラムで新作映画のポスターを公開 アルメニア人とアゼルバイジャン人の論争の引き金に

スペインの女優ペネロペ・クルスさんは、インスタグラムでサイモン・キンバーグ監督の新作映画『355』のポスターを公開した。このポスターではクルスさんの後ろにコロンビア国旗が描かれているが、これが投稿のコメント欄におけるアルメニア人とアゼルバイジャン人の論争の引き金となった。
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一部のユーザーは、このような形でクルスさんがナゴルノ・カラバフをめぐってアゼルバイジャンと軍事衝突しているアルメニアへの支持を表明したと考えた。なぜならコロンビアとアルメニアの国旗は配色が同じだからだ。しかし、色の順番は違う。

投稿のコメント欄にはアルメニア国旗の絵文字が入力され、クルスさんに対してナゴルノ・カラバフ紛争に注目し、アルメニアを支持して欲しいというメッセージが寄せられるようになった。

一方、アゼルバイジャン人は、アルメニア人は自国の国旗の色を知らないとして非難した。

これに対してアルメニア人は、自分たちの国旗を知っていると反論、それがアルメニアの国旗だとは言わなかった。

非常にたくさんのコメントが寄せられたからだと思われるが、クルスさんは『355』でコロンビア人女性を演じていることを明らかにした。

その後、クルスさんはキャスト全員が写っている別のポスターを公開した。しかし、ナゴルノ・カラバフ紛争をめぐる議論はそこでも続いた。

ナゴルノ・カラバフの状況

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アルメニアとアゼルバイジャンの国境に位置するナゴルノ・カラバフの状況は9月27日に緊迫化し、紛争地域で活発な戦闘が繰り広げられている。アゼルバイジャンとアルメニアでは戒厳令と軍事動員が発表された。両国とも民間人を含む死傷者が出たと発表している。アゼルバイジャン政府は、カラバフのいくつかの村と複数の戦略的高地を支配下に置いたと発表した。また、アルメニア政府は、ナゴルノ・カラバフ国境から離れた場所から砲撃を行なっていると明らかにしている。

ナゴルノ・カラバフ紛争は、ナゴルノ・カラバフ自治州が1988年2月にアゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国からの離脱を表明したことから始まった。1992年以降、ロシア、米国、フランスの三ヶ国が共同議長を務めるOSCEミンスク・グループの枠組みの中で同紛争の平和的解決に向けた交渉が行われてきた。

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