アゼルバイジャン大統領 「カラバフの独立には絶対に同意しない」

9月末に激化したナゴルノ・カラバフ紛争では、複数の情報によれば、すでに数百人の人命が失われた。停戦合意はロシアの仲介によって達成したが、未だに厳格には順守されていない。国際通信社「ロシア・セヴォードニャ」のドミトリー・キセリョフ社長はアルメニア、アゼルバイジャンの両首脳に並行して取材し、同様の質問を同様の時間を割いて投げかけた。アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領はキセリョフ社長からの取材に答え、この地域の現況をどう見ているか、当事国がどれほどの損失を負っているか、アゼルバイジャンの側でシリア、リビアからの外国人傭兵が戦っている事実はあるかについて語った。
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9月27日からの戦闘で当事国らが出した損失を評価するとどうな るかというキセリョフ社長の求めに応じ、 アリエフ大統領は次のように語った。

「現時点でアゼルバイジャン側は一般市民43人が死亡、200人 以上が負傷した他、軍事衝突のラインに隣接する村落、山岳部で2 0万軒以上の家屋が全壊もしくは半壊しています。 残念ながらアルメニアからの砲撃は停戦基準の合意後も続いており 、ギャンジャも野蛮きわまりない爆撃を受け、住民に死者10人、 負傷者40人近くの犠牲をはらいました。 戦地ではアゼルバイジャンの調べではアルメニア側の方がアゼルバイジャンをはるかに上回る負傷者を出しています。 アゼルバイジャン側の負傷者数については戦闘の一番危険な局面が 去った段階で発表するつもりです。」

アゼルバイジャン大統領 「カラバフの独立には絶対に同意しない」

キセリョフ氏:シリア、 ないしはリビアからの傭兵がアゼルバイジャン側について戦ってい るという情報が複数の筋から入っていますが、 どれほど信憑性がある情報なのでしょうか?

アゼルバイジャンのアリエフ大統領:「 これについては再三語ってきました。 外国の軍人を参戦させる必要性はアゼルバイジャンにはありません 。我が国の軍は10万人以上の兵士をかかえており、 必要となれば召集をかけてこの数値は数倍にも増やすことができま す。こんにち、 アゼルバイジャンの軍隊はいかなる課題の遂行も完璧に行うことが できます。 アルメニアの軍事機器が殲滅される映像はインターネット上で見る ことができます。 こうした資格や技能などを身に着けている傭兵はいるわけがありま せん。(中略)我々の公式的な立場では、 外国人傭兵はアゼルバイジャン側には存在していません。」

アゼルバイジャン大統領 「カラバフの独立には絶対に同意しない」

この紛争においてアゼルバイジャン大統領はどういった妥協に応じ ることができるかという問いに、 アリエフ大統領は次のように答えている。

「我々の立場は常に極めて建設的で、一貫しておりました。 それは、我々の土地からのアルメニア軍の完全かつ、 迅速な無条件撤退を要求した国連安保理の4つの決議の実現という 点で国際法の基準にも立脚しております。

ナゴルノ・カラバフにトルコがシリア人傭兵を投入 WSJ消息筋情報
我々の立場は常にプラグマティックなアプローチを土台にしていま す。交渉のテーブルで出され、 作り上げられたものにはっきり表れていると思います。 レッドラインですが、 これについて我々は極めて明確に述べており、ミンスク・ グループの共同議長らもこれをよくご存知です。それは、 いかなる条件であってもアゼルバイジャンの領土保全が侵されては ならない。いかなる条件においてもアゼルバイジャンはナゴルノ・ カラバフの独立には同意しないというものです。

ただし、我々の提案は同時に、将来、ナゴルノ・ カラバフ領内において、 アルメニア人共同体とアゼルバイジャン人共同体は平和に共存すべ きであるということに立脚しているわけです。 この状況はアゼルバイジャンの他の居住区でも同じです。バクー( 編集部:アゼルバイジャンの首都) にも何千人ものアルメニア人共同体が存在しています。 ロシアにも、グルジアにも、 他の国でもアルメニア人とアゼルバイジャン人は同じ村で暮らし、 働いており、その間に矛盾は起きていません。 これが我々のところ(編集部:ナゴルノ・カラバフ) でできないはずがないじゃありませんか?」

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