シリア内で武装戦闘員の配置換えに関与している2人の消息筋はウォールストリートジャーナル紙からの取材に、「ナゴルノ・カラバフをめぐるアゼルバイジャンとアルメニアの戦いに数百人のシリア人武装戦闘員がトルコと同盟して合流しており、これにさらに数百人が出立の準備中」と語っている。
2人の消息筋によれば、トルコが武装戦闘員をリクルートしているという情報は7月、同地域で再び戦火があがった後、広まっていた。
消息筋の1人は、戦闘員らは9月半ばあたりから1グループ100人単位でカラバフに向かって移動していたと語っている。もうひとり、反乱軍に関わるシリア人消息筋は、カラバフには数百人がシリアから移動したものの、数十人は激化する戦闘に恐れをなして「すでにシリアに戻っている」と語っている。
消息筋の1人によれば、戦闘に参加した傭兵には最高で月2000ドルが支払われている。別の消息筋はシリア人戦闘員の死者数は急速に増えており、「すでに200人(のシリア人)から帰国要請が出されている。」
トルコはナゴルノ・カラバフへシリア人傭兵を投入している事実はないとして、非難を退けている。アゼルバイジャンもまた、戦闘には外国人傭兵は加わっていないとする声明を表している。
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