ゲラシモフ氏は「年齢に応じた感染リスクに比例してワクチンを接種する場合、ワクチン接種の最小割合は52%でなければならない。この意味において、はじめに医療従事者や、また例えば、大勢と接触する教師などを含む他のグループにワクチンを接種する戦略は、まったくもって理にかなっている」と語った。
またゲラシモフ氏は、ワクチンの投与対象者を無作為に選ぶ場合は、少なくとも人口の64%にワクチンを接種する必要があると指摘した。
同氏はまた、ワクチン接種を高齢者に限った場合、その効果は弱まると述べた。
同日20日、ロシアの製薬大手「R-PHARM(アール・ファーム)」のワシリー・イグナチェフ氏は、ロシアでは同国で開発された新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」の大規模な接種が11月末に開始される予定だと発表した。