しかしヴァンハーク司令官は、超音速兵器に対する防衛には、基本的には新しい技術は必要ないと指摘する。同司令官によると、効果的な防衛には、敵の行動に対する認識だけではなく、発射から着弾までの全ての段階を有効に追跡することが必要。
ヴァンハーク司令官は、この防衛に関する取り組みについて国防総省は「正しい方向に向かっている」と評価。同省は、人工知能や機械学習を利用して、地平線を越える視野を持つレーダーやセンサーを開発している。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は6月、今は誰も超音速ミサイルを打ち落とすことができないことから、ロシアは特殊な立場にあると発言した。さらにプーチン大統領は、他国が同様の兵器を保有している場合、ロシアはすでに対抗手段を持っている可能性が高いと述べている。