ウィーン銃撃にイスラム過激派が関与、オーストリアは脅迫に屈しない=クルツ首相

オーストリアのクルツ首相は3日、ウィーンで2日夜に起きた銃撃テロのイスラム過激派の関与があるという情報の確認がとれ、オーストリアは関与者全員に責任をとらせる、と語った。
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ウィーン銃撃テロ イスラム過激派が関与か=SITE Intelligence Group
「昨日の銃撃はイスラム過激派のテロによるものだと確認された。このテロ行為は我々の価値、生活モデル、全ての国民が権利と尊厳において平等であるという民主主義に対する憎しみだ」と強調、さらに「テロリストに我々を脅迫させたりしない」と述べた。

クルツ首相は「武器をもたない民間人が4人、冷徹に殺害された。年配の男性、年配の女性、若い通行人、ウエイトレスが突然、思いもよらず命を奪われた」と語った。

首相はまた、これはオーストリア人と移民の間の対立ではなく、文明と野蛮主義の間の闘争であると強調。

「もちろん、これはキリスト教徒とイスラム教徒の間の対立や、オーストリア人と移民の間の対立ではない。これは平和を信じる多数の人々と、戦争を望む少数派との闘争だ。文明と野蛮主義との闘争でもある。我々は決意をもってこの闘いを進める」と国民に呼びかけた。

ウィーン銃撃テロ

首都ウィーンの中心部で2日、連続銃撃事件が発生した。標的の一つにシナゴーグ(ユダヤ教寺院)があった。最新情報によると4人が死亡、14人が重傷を負った。14人は今も病院で治療を受けている。治安当局によると、犯行者のうち1名は射殺され、少なくとももう1名を捜査中。オーストリア内務相によると、射殺された犯行者はテロ組織「ダーイシュ」の支持者だったという。

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