この措置については、採択にあたって政府はオーストリア・イスラム教団(IGGÖ)のリーダーと協議を行った。オーストリアにある350か所のイスラム教寺院ではここ数日、犠牲となった市民と追悼する祈りがささげられている他、イスラム教徒、ユダヤ教徒の若者らによる会合も行われた。
これまでの報道では、ウィーンでのテロ発生後、警察によって14人が拘束されている。 拘束されたのはパキスタン、北マケドニア、トルコ、オーストリア、ロシアの国籍者で年齢は18~26歳。
ウィーンでの銃撃事件は2日夜に始まった。現地時間20時頃、中心部のユダヤ教寺院、シナゴーグ付近で始まった。これとほぼ同時刻に別の場所で発砲が開始されている。後日、治安維持機関が犯人の1人を銃殺したことが明らかになった。他の犯人らは潜伏している。
テロでは4人が殺害された。ウィーンでのテロは単独犯による犯行だった。報道によれば、治安維持機関によって殲滅された犯人はウィーン在住のクルチン・S(20)だった。