ハリケーン「エタ」が中米諸国を襲い、ニカラグア、ホンジュラス、エルサルバドル、コスタリカとグアテマラのインフラに壊滅的な損害を与えた。
ジャマティ大統領によると、土砂崩れが発生したケハ村だけで100人近くが死亡したという。
同村では150の家屋が土砂に飲み込まれ、100人近くが土砂の下敷きになっている。被災者はいずれも死亡したと見られている。
「エタ」によって発生した洪水や土砂崩れによる死者はこれで150人に達したほか、現時点で7万5000人の負傷が確認されており、被害状況はさらに拡大している。中米全体では今回のハリケーン直撃により170人以上が死亡した。
「エタ」はハリケーンの強さを示す5段階のうち、「カテゴリー4」に分類されていた。なお、2005年に米国を襲い1000人以上の死者を出した「カトリーナ」は、最大の「カテゴリー5」だった。
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