新型コロナウイルス

ロシア製ワクチン「スプートニクV」、有効性92%

ロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」のツイッターアカウントは、ロシアにおける「スプートニクV」の第3相臨床試験の中間解析で92%の有効性が示されたと発表した。
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「スプートニクV」のツイッターアカウントは、「ワクチン『スプートニクV』の有効性は92%だった(プラセボ接種群とワクチン接種群で発症した20件の症例分布に基づく)」と発表した。

有効性は、ボランティアが1回目のワクチン接種を受けてから21日後のデータの最初の中間解析に基づいて証明された。

「スプートニクV」を開発したロシアのガマレヤ記念国立疫学・微生物学研究センターは、第3相臨床試験後に「スプートニクV」の臨床試験の総括報告書へのアクセスを提供するという。

ガマレヤ研究センターのアレクサンドル・ギンズブルク所長は、「スプートニクV」のツイッターアカウントに掲載されたプレスリリースの中で、「ワクチン『スプートニクV』の有効性について説得力を持って証明している(ワクチン)承認後の臨床試験の中間結果の公表は、ロシア連邦の住民の大規模な新型コロナワクチン接種を今後数週間に開始することを可能としている」と述べている。

ギンズブルク所長は、生産の拡大及び新たな生産拠点の追加により、住民の各層にワクチンが行き届くようになると指摘した。

ロシアの新型コロナワクチン

ロシアは2020年8月11日、 世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。 ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。

臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・ 微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。

「スプートニクV」は多数のワクチン生産で実証済みのプラッ トフォームを基盤につくられた。ロシア保健省は、これまでに実施された「スプートニクV」の接種により最大2年間の 長期的な免疫ができることが示されたとしている。

ロシア製ワクチン第2号となる国立ベクターセンター開発の「エピワクコロナ」は今月14日にロシア消費者権利・福祉監督庁に登録された。医薬品登録後調査にはロシア各地域の計4万人が参加する。これとは別に年齢60歳以上の有志150人を対象に試験を実施する。

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