新型コロナウイルス

コロナワクチンは感染を防ぐのではなく、重症化を防ぐ=研究者

英オックスフォード大学と英製薬会社アストラゼネカによるワクチン開発を主導するアンドリュー・ポラード教授によると、開発されるコロナウイルスワクチンは、いずれもすべての人々の感染を未然に防ぐものではない。
この記事をSputnikで読む

開発チームは23日、ワクチンの臨床試験の第三相の中間結果を発表した。それによると、ワクチンの有効性は70.4%と見積もられている。以前、米ファイザー社のワクチンの有効性は95%、米モデルナ社ワクチンの有効性は94.5%と発表された。

原油価格 コロナウイルス用ワクチンのニュースから急騰

ポラード氏は23日の会見で「英国が調達を予定している3つのワクチンの臨床試験の結果は、入院の必要性を低め、重症化を阻止することが可能であることを示している。しかし、軽度の症状を予防することははるかに難しい」と述べた。

また、開発中のワクチンはウイルスが変異する可能性に適応できるかという質問に対し、ポラード氏は、薬剤を新しい菌株に適用させるのにかかる時間はほんのわずかだと答えた。

開発チームは12月にワクチンを展開する意向を示している。英国政府は、2021年春に国内でワクチンの普及が開始されると表明した。

米ブルームバーグは、需要の高い新型コロナ用ワクチンのランキングを発表した。これによれば、世界で一番需要の高い新型コロナ用ワクチンは、米ファイザー社や米モデルナ社に比べ手頃なアストラゼネカ社が開発中のワクチンとなるという。

関連ニュース

コロナワクチンは感染を防ぐのではなく、重症化を防ぐ=研究者

スプートニクは新型コロナウイルスに関する信憑性の高い最新情報をお届けしています。特設ページをご覧ください。

コメント