新型コロナウイルス

生物学者 新型コロナウイルス回復者に見られる早期の老化について語る

新型コロナウイルスに感染した人は回復後、それが軽症の場合であっても内臓の老化が早まることを考慮しておく必要がある。米ジョージ・メイソン大学システム生物学院のアンチャ・バラノバ教授がスプートニクで明らかにしている。
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バラノバ教授は以前、新型コロナウイルスの突然変異種に関して2つの恐ろしい特性について警告している。

同教授によると、新型コロナウイルスの軽・中症患者を診断した医師らがまとめた研究結果が11月に発表された。

バラノバ教授はその研究結果について、「(新型コロナウイルスの)症状がほとんど出なかった場合であっても、70%の元コロナ患者の内臓に病理が見つかっている。その主な病気は心臓病ではなく、脂肪肝と膵臓組織の脂肪化だった。こういった診断は通常、60歳の患者に対して行われるが、新型コロナ回復者では40歳で診断されている」と説明している。

「新型コロナウイルスが老化を早めていると言ってもいいだろう。ウイルスは私たちの寿命を奪い、老化を早めている」


最近明らかになった新型コロナ回復後の他の異常は?

ロシアの神経科医は最近、新型コロナウイルスから回復した元患者が記憶障害、集中力の低下を訴えるケースが増えていると明らかにしている。

米ニューヨーク・タイムズ紙によると、新型コロナウイルスに感染した人が回復後、が歯や歯茎に問題を抱えていることが明らかになった。その場合、歯が抜けることもあるという。


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