ロシア杯第5戦となるモスクワ大会のSPが開催され、2018年の世界ジュニア選手権で優勝したアレクセイ・エロホフ選手(21)が86.20ポイントで首位に立った。2位にエゴル・ルヒン選手、3位にはピョートル・グメンニク選手と続いた。
ペアの部ではアナスタシヤ・ミーシナ&アレクサンドル・ガリャモフ組が80.13ポイントでトップ、アナスタシヤ・バラバノワ&アレクセイ・スビャトチェンコ組とクセニヤ・アハンチエワ&ワレリー・コレソフ組がそれぞれ2位と3位でSPを終えた。
第5戦のモスクワ大会は無観客で開催されている。女子SPでは世界ジュニア選手権覇者のカミラ・ワリエワ選手が首位に立った。なお、ペアでは風邪のため2020年フィギュアスケート欧州選手権ペアで優勝したアレクサンドラ・ボイコワ&ドミトリー・コズロフスキー組が欠場を決めていた。
ロシアのフィギュア界では大物選手の感染が相次いでいる。3日には、エリザベータ・トゥクタミシェワ選手、ドミトリー・アリエフ選手がそろってPCR検査で陽性反応を示し、今大会の欠場が明らかにされた。また、4日には欧州選手権金メダリストのアリョーナ・コストルナヤ選手も陽性反応を示したため、今大会の欠場が決まった。
この他、エフゲニア・メドベージェワ選手もコロナに感染し、今大会も背中の怪我ですでに欠場が決まっている。
12月22日から27日に行われるロシア選手権への出場資格には、ロシア杯への最低2回の参加が必須項目となっている。しかし、すでにロシア代表の36人のうち19人が様々な理由により、出場資格を満たしていない。