イラン OPECに原油増産の許可を求めるつもりはない

イラン政府は、来年の石油生産量を増やすようOPECに許可を求めるつもりはない。イランのヒジャン・ザンギャネ石油相が14日、明らかにしている。
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国営イラン通信(IRNA)は以前、ザンギャネ石油相が2021年3月から始まる新しい会計年度の計画を発表。それによると、イランは1日に石油とガスの濃縮物を450万バレル生産する予定だという。

生産量の半分は輸出用、残りはイラン国内での消費分となる。

ザンギャネ石油相は、「許可は必要ない。これは私たちの権利だ」と述べている。

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イランのシャナ通信が報じたザンギャネ石油相の演説の抜粋によると、市場があることから原油輸出量を日量230万まで増やすことは現実可能な目標であると強調している。

イランの計画予算機構のハミド・プルモハンマディ副機構長は11月、イランの今年の原油輸出量は1日平均で60万~70万バレルだと報告している。

ハッサン・ロウハニ大統領は以前、近年イランから輸出される原油量が大幅な減少していることに照らして、イラン政府は2021年に日量230万バレルを大幅に上回る原油を輸出する計画だと発表している。

この230万バレルという数字は、米国がイラン制裁を行う前のイランの原油輸出量とほぼ同程度のもの。

イラン当局は1年前、石油収入への依存度を下げる必要があると発表し、この目的の下で予算を策定した。

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