新型コロナウイルス

シンガポール 今年を象徴する漢字に「保護マスク」が選ばれる

シンガポールでは「保護マスク」と記すのに使用される漢字「罩」が今年1年を象徴する文字として選定がされた。14日、慣例となった選考結果が国内最大手の中国語新聞「联合早报 ( Lianhe Zaobao)」でまとめられた。この選考はラジオ局とソーシャルネットワークとの共同での調査にもとづき実施された。
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同紙編集長によれば、「この結果は、今年世界中で、また国内で生じている特別に困難な状況を考慮すれば、予想外のものではない」という。また同氏は、「マスクは私たちの日常での必需品となり、コロナウイルス用のワクチンが完成した後でさえもそれは変わらないだろう」との見解を示した。

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選考の2位を占めた漢字は、伝染病の意味を示す「瘟」。3位となったのは検疫期間を表す漢字の「封」だった。

4月以降、シンガポールではあらゆる場所でマスクの着用が義務化され、小学校や幼稚園も例外ではなかった。はじめての違反でも多額の罰金が科せられるおそれがある。

シンガポールの公用語は英語やマレー語、タミル語、普通話(一般的には中国語)となる。公式データによれば、同国の人口は560万人で、そのうち76%が中国人となる。2011年以来シンガポールではその年を象徴する漢字を選考することが慣例となっている。

この間、日本では2020年を象徴する漢字として「密」が選ばれている。

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