新型コロナウイルス

日本はロシアのワクチン「スプートニクV」にまだ関心を示していない

日本はこれまでのところ、ロシア開発の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」に関心を示していない。日本の厚生労働省の医療国際展開推進室がリアノーボスチ通信に明らかにしている。
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厚生労働省は、「ロシアを含む海外で開発・承認されたワクチンを日本に輸入・製造する場合は、日本の法律に基づき、日本人自身が有効性と安全性を確認する必要がある」と説明している。

また同省は、「ロシア製ワクチンの日本での使用を申請したい日本企業の情報はまだない」と強調した。

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「ワクチンを製造しようとする(日本)企業や研究機関は申請を行う必要があり、外国企業の場合は日本国内の事務所または日本の取引先を通じて申請することになる。現在のところ、ロシア製のワクチンに関心を示した企業に関する情報はない」

また厚生労働省の職員は、「日本企業が独自のワクチン開発に力を注いでおり、現時点では新たなパートナーとの協力は難しいと思われる」と説明している。


「スプートニクV」

ロシアは今年8月11日、世界で初めて新型コロナウイルスのワクチンを承認した。ワクチンは「スプートニクV」と名付けられた。臨床試験はロシア保健省から許可を得たガマレヤ国立疫学・微生物学研究センターによって6月から7月に実施された。「スプートニクV」は、これまでに多くのワクチンが生産されたすでに知られているプラットフォームを基盤につくられた。

ロシア保健省によると、これまでに実施された「スプートニクV」の接種は、最大2年間の長期的な免疫を与えることを示している。11月11日、ロシア開発のスプートニクⅤワクチンは治験第3フェーズにおいて92%の有効性を発揮した。

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