マスコミが情報源としているのはチリ軍第5大隊報道部の発表。それによれば、陽性が出たのは軍人26人と基地のサービスを担当する民間企業の社員10人。
感染者らは全員、チリ南部に移され、医者の監視の元に隔離されている。シドニー・モーニングヘラルド紙が他のマスコミ報道を引用して報じたところによれば、重症患者はでていない。オイギンス基地には代わりの観測隊が派遣されており、前もって検疫期間を経て、検査で陰性が確認されている。
チリ海軍の発表では、オイギンス基地への輸送サービスを担当している船でも南極からの帰還した3人の乗員にCOVID-19の陽性反応が出ている。同船の乗員らは南極に出帆する前に検査を受けており、その際は全員が陰性だった。
オイギンス基地は南極にあるチリの13の観測基地のひとつで、南極半島の最北端のゴルン岬の近くに位置している。ABCテレビは、オイギンス基地は南極の中でも到達が極めて困難な地点にあると報じている。
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