福島原発 2号機の燃料デブリ取り出し 来年は困難 コロナがここにも影響

東京電力は、福島第一原子力発電所の廃炉で溶け落ちた核燃料、いわゆる「燃料デブリ」の取り出しについて、英国で予定されていたロボットアームの模擬試験が新型コロナウイルスの影響で出来ないことから、計画していた来年中の2号機での取り出し開始を延期する方針を固めたことがわかった。NHK福島放送局のWEB版が報じた。
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英国でのロボットアームを使った模擬試験は2020年8月に予定されていたものの、新型コロナウイルスの影響で実施されていない。NHK福島放送局のWEB版によれば、模擬試験はさらなる遅れもありうるとして、東京電力と日本政府は英国での工程を切り上げ、日本で実施する方向で調整が行っている。

福島原発では廃炉のうちでも最も調査の進んでいる2号機でまず燃料デブリの取り出しを着手する計画だった。

英国で新型コロナウイルスの新たな菌株が検出されたという情報は12月20日、瞬く間に世界を駆け巡った。新たな菌株は従来のものより感染スピードが速い。

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