インドネシア 旅客機墜落の暫定的な原因を発表

インドネシアで9日に墜落したボーイング737-500型機は、水との衝突により墜落した可能性が高い。シンガポール紙「ストレーツ・タイムズ」が、インドネシア国家運輸安全委員会のヌルカヒオ・ウトモ安全調査部長の声明を引用して報じている。また、この墜落の原因は未だ分かっていない。
この記事をSputnikで読む

ウトモ氏は、「これは決定的な情報ではないが、中間データによれば、同機は水との衝突により機体がバラバラになった」と述べ、もしボーイング機が空中でバラバラになっていたら、機体の残骸はより広範囲に散乱していただろうと指摘している。

ボーイング737-500の機体の一部 墜落現場と見られるジャワ海で発見
スリウィジャヤ航空のボーイング737-524機は、9日午後2時36分(現地時間)にジャカルタのスカルノ・ハッタ国際空港を離陸。その4分後の2時40分を最後に交信が途絶えた。「フライトレーダー24」によると、同機は高度3320メートルまで上昇後、急に降下を開始した。インドネシア当局は、同機には乗客50人、乗員12人の計62人が搭乗していたと発表。乗客乗員は全員亡くなった。

当局は同機が墜落した原因をまだ公式に発表していない。インドネシアのニュースサイト「Detik News」によると、気象機構地球物理庁のスポークスマンであるデニ・セプティアジ氏は、同機は当時、危険な乱気流のゾーンに入っていたと指摘している。

コメント