同大学の広報部によれば、微量の放射線とは軟X線、紫外線のことで、これをコロナウイルスに用いて、その効果が実証された。
広報部によれば、コロナウイルスのリボ核酸分子は人体の細胞に侵入する際に大きな変形を余儀なくされる。ウラル連邦大学の研究者らによれば、変形したリボ核酸分子は変形していない分子に比べ、1000倍も放射線の作用に弱い。このことから微量の放射線でもウイルスには致死量となるが、これくらいの放射線量では人体の健康な細胞分子には一切危害を与えない。
研究者グループは、放射線作用はCOVID-19だけでなく他のウイルスやその変異体にも効果を発揮すると考えており、現在、治療メソッドの開発にあたっている。
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