ナビの指示通りに運転したら川に突っ込み溺死 インド

インドのマハーラーシュトラ州の運転手は、Googleマップのナビゲーターの指示に従って運転していたところ、川に突っ込み溺死した。インディアン・エクスプレス紙が報じている。
この記事をSputnikで読む

インド在住のサティシュ・グールさん(34)は、会社のオーナーであるグル・シェカールさんの個人運転手として働いていた。グールさんは10日の夜、シェカールさんと友人をカルソバイ山に車で送っていた。この山は同州で最も高い山で、ワイルドな自然を楽しむ人向けにルートが作られている。

 

日本海側の大雪 10人が死亡、300人以上が負傷
しかし一行は道に迷ってしまい、Googleマップでルートを確認することにした。すでに夜になっていたので、グールさんはナビの指示通りに運転しなければならなかった。そのためナビが橋を渡るように指示した時、グールさんは川に向かって車を走らせることになるとは思ってもみなかった。

グールさんたちは、車ごと川に突っ込んだときに初めて危険な状態にあることに気がついた。なんとか窓を開けて車外に脱出することができたが、グールさんは泳げないため岸までたどり着くことができなかった。グールさんの遺体は10日未明に川から引き上げられ、病院に搬送された。その後医師がグールさんの死亡を確認した。

 

地元警察は、この悲劇の原因について「川には橋が架かっているが、その橋は1年のうち8ヶ月間だけ利用されている。雨期(モンスーン)が明けてからの4ヶ月間はダムの水が放流されるため、橋は水没する。そのためこの間は、車の走行は不可能だ」と説明している。警察は、地元住民は橋が水没していることを知っているため、ナビに頼らずこのルートを避けるようにしていると述べている。

コメント