新型コロナウイルス

ワクチン接種は欧州経済危機の光=ユーロ圏財務大臣会合議長

ワクチン接種の開始は、ユーロ圏の危機的経済にとって希望の光となった。しかし、新型コロナウイルスの変異種が現れる以上、気を緩めることはできない。ユーログループ(ユーロ圏財務大臣会合)のパスカル・ドノフー議長が、会合の後の記者会見で語った。
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ドノフー議長は「欧州全土におけるワクチン接種の普及のおかげで、危機的経済に光が差している」と述べ、変異種が出現したため気を緩めるのは早いと加えた。

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最も深刻な経済危機は、2020年春、コロナウイルスの感染拡大を防止するために導入されたロックダウンにより、ユーロ圏の経済の中心であるEU(欧州連合)を襲った。規制緩和により経済情勢は改善し始めたが、秋には再び激化した。

2020年末、EU当局は、EU諸国でバイオエヌテック社とファイザー社による最初の新型コロナウイルスワクチンの使用を承認し、1月にはモデルナ社のワクチンも承認された。

ただし、今のところ、今後数週間で圧倒的多数のEU諸国の人々にワクチンを接種し、感染拡大を防止するための制限を解除するというわけではない。さらに、新型コロナウイルスの変異種にまつわる情報まで舞い込んできた。つまり、EU経済がウイルスに対抗するための措置に苦しみ続けることを意味している。

ドイツ保健省のロベルト・コッホ研究所は、新型コロナウイルスのワクチン接種件数が増加しており、12日には6万人が接種を受けたと報告した

また、12月27日からワクチン接種の始まったフランスでは、感染拡大の高止まりを受け、政府が16日から全土で外出制限の時間を20時から18時に切り上げる決定を下した

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