新型コロナウイルス

新型コロナのパンデミック、チェルノブイリ原発事故にたとえられる

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への国際的対応を検証している独立委員会は、新型コロナのパンデミックを、1986年に発生したチェルノブイリ原子力発電所事故にたとえた。
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独立委員会の議長を務めるニュージーランドのヘレン・クラーク元首相は、新型コロナのパンデミックは世界保健機関(WHO)が必要とする改革を加速させる可能性があるため、新型コロナウイルスはWHOにとって新たなチェルノブイリとなる可能性があるとの考えを示した。チェルノブイリ原発事故後には、国際原子力機関(IAEA)の活動に事実上の変化が生じた。

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また独立委員会は、WHOは財源不足に陥っているため、病気の発生に効果的に対応するための資金が不足しているとの見解を示した。

1月14日、新型コロナウイルスの発生源を調べるWHOの調査団が中国に到着した。先に、調査団は14日間の隔離期間中に中国の専門家らとビデオ会議で協議を行うと報じられた。

新型コロナウイルス感染症は、2019年末に中国・武漢市で最初に確認された。WHOは2020年3月11日、新型コロナウイルスについて、パンデミックと表明した。

この記事の執筆時点で、新型コロナによる死者数は200万人を超えている。

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