先にナワリヌイ氏の支持者らはインターネット上に無許可の抗議活動に関する情報を掲載し、参加を呼び掛けた。これについてボロビヨフ知事はテレビチャンネル「ロシア24」の番組に出演した中で、ボイコットするよう要請した。
23日の抗議活動に参加するよう若者に呼びかける運動が積極的に進められていることは皆さんもご存じでしょう。治安当局の意見では、この抗議活動は違法で、許可されていないことを忠告しておきます。そのため、イベントへの参加は深刻な結果をもたらします。我々は子を持つ親として、自分たちの子供については全責任を負います。ですから、お子さんと話し合い、この抗議活動に参加しないよう説得してください。
ボロビヨフ知事はだれしも発言する権利はあるとしつつ、法の枠組み内で行動する必要性を指摘した。
ロシア内務省と最高検察庁はこれまでナワリヌイ氏の釈放を要求する抗議活動の発起人、および参加者について、責任を追及する考えを示してきた。この抗議活動は扇動行為であり、さらには社会秩序への脅威をもたらすものであるから、「速やかに阻止する」としてきた。
ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官によると、抗議活動を呼び掛けいてるのは「特定の扇動者」であり、その活動については「深く承知している」とコメントした。
また、ロシア大統領府は発表の中で、中高生や大学生らがこうした抗議活動に参加した場合、所属する教育機関から様々な対応があると警告してきた。
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