新型コロナウイルス

イタリア、ファイザー とアストラゼネカのワクチン供給削減をめぐり提訴の方針 

イタリアは、米ファイザー と英アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの供給削減をめぐり提訴する方針。イタリアのディマイオ外相が、イタリア放送協会(RAI)のインタビューで明らかにした。
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ディマイオ氏は「アストラゼネカとファイザーは契約を遵守しておらず、われわれは提訴する(中略)われわれは、これらの製薬会社が約束を果たすよう、欧州レベルで圧力をかける」と述べた

フランチェスコ・ボッチャ地域担当相は先週、事前通知なしに一方的な削減を行うべきではないと述べた。

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ファイザーによると、イタリアへのワクチン供給は29%削減される。

EU加盟国は1週間半前、ファイザーのワクチン供給の問題に不満を表した。スウェーデン、デンマーク、フィンランド、リトアニア、ラトビア、エストニアの保健担当大臣は欧州委員会に書簡を送り、適時な供給を保証するよう要求した。

ファイザーはワクチンの供給遅延について、生産工程の見直しによるものだと説明した。これは規制当局による追加の承認を必要とする。

アストラゼネカは24日、EUとの契約上の義務を果たすことができないと発表した。同社はワクチン供給を50%以上削減する。

先に、ファイザーと独バイオエヌテックは、世界保健機関(WHO)のワクチン共同購入・配布プログラム「COVAX」と契約を結んだ。

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