米国、「空飛ぶ空母」の試験飛行を完了

米国のディネティクス社は、軍用輸送機C−130から軍事ドローンX−61Aグレムリンを発射する試験飛行を成功裏に完了した。
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米国は、低価格で再生可能な無人機を軍用輸送機C−130から発射、回収するという「空中空母」コンセプトを実現する意向である。

民間ヴァージン・オービット社 飛行機からのロケット投下発射に初成功
試験飛行では、無人機の空中発射の安全性に最大の注意が向けられた。母機から発射された小型ドローンX−61Aは、有人の「空中空母」から出された指示にしたがって、しばらくの間、空母と並走し、その後、また指示にしたがって、特別な降下システムを使って着陸した。

X−61A は比較的小型の亜音速無人機で、航続距離は550キロ、最大積載量は68キロである。

米国は、このグレムリンプロジェクト以外にも、空中での無人機の発射を見込んだプロジェクトを進めている。2020年、ジェネラル・アトミックス社は、無人機MQ−9を使った小型無人機スパローホークの飛行試験を実施した。小型無人機は発射された後、指示にしたがい母機の基地に戻り、試験は成功裏に終了している。

また「スプートニク」でもお伝えしたように、米国の民間企業ヴァージン・オービット社は、ロケットの空中発射を成功させている。初めて実施された運搬用ロケットの発射では、求められていた指標はすべてクリアされたとのこと。

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